離乳食にかつおだしを使う時期は生後6ヶ月ごろがおすすめ

かつおだしを離乳食に使うのは生後6ヶ月ごろがおすすめです。

その理由は以下の2つです。

・「かつおだし」のうまみで赤ちゃんの食欲がアップするから

・「かつおだし」をあげることで、アレルギーを発見できるかもしれないから

です。

また、例えば野菜を煮込んだり、ごはんをおかゆにする場合には、このような順番で「だし」を使用することをオススメします。

 生後5か月ごろ(離乳食開始)  水で煮込む

 生後5か月と2週間ごろ    「昆布だし」で煮込む

 生後6か月ごろ        「かつおだし」で煮込む

この記事ではかつおだしを生後6か月ごろに使うべき理由について丁寧に解説し、そのメリットを説明します。

また離乳食用のかつおだしの取り方、市販のかつおだしを使用する際の注意点も説明していきます。

安心して適切に離乳食に「かつおだし」を活用し、赤ちゃんの成長を楽しみましょう。


1 離乳食に「かつおだし」を使う時期は生後6か月ごろがオススメの2つの理由

1 「かつおだし」のうまみで赤ちゃんの食欲アップ

離乳食に「かつおだし」を生後6か月ごろに使うのがおすすめの理由は、味を「変える」ことで食欲アップにつながるからです。

生後5か月ごろの離乳の始まったばかりの時は、赤ちゃんは素材の味だけで十分たべてくれるので、柔らかく煮込む離乳食は「水」で煮込みます。

しかし時間とともに同じ味では食べてくれなくなります。そんなとき水で煮込んでいた離乳食を「だし」で煮込んで味付すると新しい味、そしてだしの持つ「うまみ」で赤ちゃんがごはんを食べてくれます。

生後6ヶ月ごろになったら「かつおだし」に「味を変えて」赤ちゃんの食欲をアップさせましょう。

だしはまず「昆布だし」から、その後に「かつおだし」を与えるのがおすすめ

 かつおだしに含まれるうまみ成分はイノシン酸といい、「昆布だし」のグルタミン酸とは違う「うまみ」です。昆布だしのグルタミン酸は羊水や母乳に含まれる成分と同じで、赤ちゃんになじみのある味です。

 したがって、「だし」を与える際にはまず「昆布だし」を選びましょう。昆布だしに飽きてきたころ、生後6ヶ月ごろになったら「かつおだし」の出番です。

 味覚の敏感な赤ちゃんが「だし」の違いに気づいて、新しい味をぱくぱく食べてくれます。

2 「かつおだし」でアレルギーが発見できるかもしれない

 離乳食に「かつおだし」を生後6か月ごろに使うのがおすすめの理由のもうひとつには、「かつおだし」をあげることで、アレルギーを発見できるかもしれないからです。

 生後6ヶ月ごろは一般的に、赤ちゃんの離乳食で「魚を食べさせはじめるころ」とされています。そして離乳食期に特に気を遣うのが、食物アレルギーについてです。初めて魚を食べさせる時も心配でしょう。

 そこで、魚を食べさせる前に、魚を原料とした「かつおだし」を与えることで、魚のアレルギーが発見できる可能性があります。

「魚」には、魚全般が対象となる「魚アレルギー」というものがありますが、「かつおだし」では発症しにくいとされています。

NPO法人アレルギー支援ネットワーク https://alle-net.com/allergy/allergy-food/allergy-food03/ より)

また、かつおだしの原料のカツオは特定原材料7品目と準ずる原材料20品目に含まれていません。

特定原材料7品目

卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに

特定原材料に準ずるもの20品目

あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけさば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・バナナ・ごま・カシューナッツ

 これらはアレルギーを持つ方の多さと、アレルギー反応が重篤になる恐れのあるものです。魚のなかでも「さけ」「さば」が含まれていますが「かつお」は含まれていません。

 かつおだしが大人ではアレルギーにとって大丈夫なものでも、敏感な赤ちゃんがアレルギー反応を起こすかもしれません。それでも、重篤になりやすい「さば」「さけ」ではない「かつお」を使用した「だし」を利用することで、比較的安全にアレルギーがわかる可能性があります。

子どもに「かつおだし」の離乳食をあげた後の体調の変化をみましょう。

魚アレルギーの症状としては、下痢やじんましんなどがあります。(http://fujita-hu.ac.jp/~allergy/qanda4/

このような理由で、離乳食に「かつおだし」を使う時期は生後6か月ごろをオススメします。

 


2 離乳食に「かつおだし」を使う際の2つの注意点

離乳食に「かつおだし」を使う際には以下の2点に気を付けましょう。

・かならず1分以上沸騰させる(煮込む)こと

・市販のだしは塩分無添加を選ぶ

2-1 かならず1分以上沸騰させる(煮込む)こと

かつおだしを使った離乳食は必ず1分以上煮ましょう。

まだ抵抗力の弱い赤ちゃんの食事では、食中毒をおこさない為にも、十分な加熱殺菌が必要です。

食中毒の原因であるサルモネラ菌は75℃で1分、ノロウイルスは85℃で1分の加熱で予防できます。食材の中心がその温度になるように、食材の大きさに合わせて十分な加熱が必要です。

また、冷蔵庫や冷凍庫に保管したかつおだしを利用する際も、その都度1分以上沸騰させて(煮込んで)加熱殺菌しましょう。

2-2 市販のだしは塩分無添加を選ぶこと

 市販の顆粒だしには、天然のかつおだしの3倍程度の塩分がふくまれている場合がありますので離乳食への利用は控え、利用するなら食塩無添加のものを使いましょう。

 下記は天然のかつおだしと市販の各種顆粒だしに含まれる塩分量です。野菜を煮込んだり、ごはんや食材を柔らかくするために1食にカップ一杯程度150mlのかつおだしを使用した場合の値です。

 鰹だし、インスタント製品、調味料の塩分量

食材、製品

離乳食1食分の使用量

含有塩分量

(食塩換算)

天然の鰹だし

150㎖

0.15g

インスタント顆粒だし(A社)

1g(150㎖分)

0.42g

減塩タイプインスタント顆粒だし(A社)

1g(150㎖分)

0.21g

インスタント食塩無添加だし(B社)

1g(150㎖分)

0.15g

 インスタントのだしが天然のかつおだしの3倍程度の塩分を含んでいることがわかります。

 インスタント製品は味を調えるために食塩や化学調味料が添加されているため、塩分も高くなっています。

 減塩タイプでも多少の食塩が含まれていますので、天然のだしより塩分が高めになります。

 次に赤ちゃんが摂取してもよい塩分量は下記の表のとおりとなります。

日本人の1日当たり塩分摂取目安(食塩相当) 

            (「日本人の食事摂取基準」より)

年齢

男児、男性

女児、女性

0~5か月

0.3g

0.3g

6~12か月

1.5g

1.5g

 離乳食の始まる6ヶ月ごろの赤ちゃんの一日当たりの塩分摂取量の目安は1.5gです。インスタントのだしを利用すると150ml程度のだし汁に0.42gの食塩が含まれます。

 赤ちゃんの1食当たり0.5gの塩分摂取目安に対して、インスタントのだしに含まれる塩分は8割程度となります。食材自身の持つ塩分量を加えると塩分過剰摂取になる可能性があります。

 また、濃い塩味は味覚形成期の赤ちゃんには好ましくありません。

 濃い塩味を与えるとその味を好むようになり、将来的に塩分過剰摂取となり生活習慣病につながります。

 味覚が敏感な赤ちゃんは、だしの旨みが加わるだけでも十分に離乳食を食べてくれます。

 そのような理由で、離乳食にかつおだしを利用する場合にはなるべく自分で煮だした天然のかつおだしを使うか、インスタントでも食塩無添加の商品を選びましょう。


3 離乳食に使える「かつおだし」の取り方

 今回は食中毒防止のため、再沸騰による加熱殺菌をさせて安心安全な「かつおだし」をつくるためのレシピを紹介します。

 再沸騰させる間に85℃1分以上の加熱殺菌がされるので安全な「かつおだし」ができます。

 また、再沸騰させたほうが素早くできて時間短縮にもなります。

3-1 材料

水:1L

鰹節:30g

鰹削り節

3-2 かつおだしの取り方

①鍋に1Lの水を入れ、沸騰させる。

②沸騰したら弱火にして鰹節を鍋に入れて再沸騰させる。

測定用の出汁を取っているところ

③再沸騰したら火を止めて、鰹節をキッチンペーパーなどで濾してかつおだしの出来上がり。

出汁を漉す

3-3 かつおだしの保存と注意点

 煮だしたかつおだしは、基本的にはその都度使い切ることをおすすめします。すぐに使い切ることで衛生的に使用でき、食中毒などを防ぐことが出来るからです。

もし保存をするのであれば、

冷凍保存:2週間以内

冷蔵保存:翌日

に使い切ってください。

また、冷凍冷蔵のどちらの保存方法でも、離乳食に利用する際にはその都度1分以上沸騰させて(煮込んで)加熱殺菌しましょう。

使う際には変な臭いがしないことを確認して使いましょう。

少しでも異常を感じたら離乳食には使えません。


まとめ

離乳食に「かつおだし」を使う時期は生後6か月ごろがオススメです。

その理由は以下の2つです。

・「かつおだし」のうまみで赤ちゃんの食欲がアップするから

・「かつおだし」をあげることで、アレルギーを発見できるかもしれないから

です。

 水だけで煮込んだり、昆布だしに飽きてきた生後6ヶ月ごろに、あたらしい「かつおだし」の味で食欲アップを狙いましょう。「かつおだし」という新しい味は赤ちゃんの食欲を増してくれるでしょう。

 また、魚を食べさせる前に、魚の成分の含まれた「かつおだし」はアレルギー成分を「少量」ずつ与えるのに適した食材といえます。

 安心して「かつおだし」を活用して、赤ちゃんがぱくぱくと食べてくれれば、すくすく成長するのが楽しみになりますね。

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